こんにちは、Small Bellです。
自宅でコーヒーを淹れてみたいと思って調べ始めると、ドリッパー、コーヒーミル、細口ケトル、スケールなど、いろいろな道具が出てきます。
見ているだけでも楽しいのですが、初めてだと、どれが本当に必要なのか迷ってしまうものです。
私も普段、自宅でコーヒーを楽しんでいて、主にカリタの器具などを使っています。ただ、これから始める方に、いきなり高価な道具を一式そろえることはおすすめしません。
最初はコーヒー粉とドリッパー、ペーパーフィルターがあれば十分です。まずは自分で一杯を淹れてみて、その時間を楽しいと感じられたら、少しずつ道具を増やしていけばいいと思っています。
この記事では、コーヒーを初めて自宅で楽しみたい方が最低限用意しておいた方がよい道具から、器具の選び方、基本の淹れ方、豆から楽しむ方法まで紹介します。
コーヒー初心者は何から始める?
コーヒーを趣味にしたいと思ったら、まず考えたいのは「どんな道具を買うか」よりも「どんな時間を楽しみたいか」です。
最初の一杯を淹れるまでのハードルを下げると、その後も自分のペースで続けやすくなります。
最初の一杯はコーヒー粉から

初めて自宅でドリップコーヒーを淹れるなら、私はお店で挽いてもらったコーヒー粉から始める方法をおすすめします。
コーヒー豆をそのまま購入すると、飲む前に豆を細かく挽く作業が必要です。そのためにはコーヒーミルも用意しなければなりません。
一方、最初から粉になっている商品なら、ドリッパーにセットしてお湯を注ぐだけ。豆を挽くための道具も、挽き目を調整する知識も必要ありません。
粉から淹れる場合でも、インスタントとは違って、コーヒーの粉にお湯を通す過程や、淹れているときに広がる香りを楽しめます。
まずは数回淹れてみて、「もっと香りを楽しみたい」「自分で豆を挽いてみたい」と感じてからミルを購入しても遅くありません。
最初のおすすめはこの組み合わせです。
コーヒー粉+ドリッパー+ペーパーフィルター+普段使っているマグカップ。
お湯を沸かす道具が自宅にあれば、これだけでハンドドリップを始められます。

ドリップバッグから試してもいい

道具を購入する前に、そもそも自分でコーヒーを淹れる時間が好きかどうか確かめたい方もいるでしょう。
そんなときは、ドリップバッグから始めるのもいい方法です。
ドリップバッグは、一杯分のコーヒー粉とフィルターがセットになっている商品。一般的にはカップに掛けてお湯を注ぐだけなので、ドリッパーを持っていなくても楽しめます。
ただし、ドリップバッグは最初から粉の量や挽き目が決まっているため、自分で抽出方法を変えて楽しめる範囲は限られます。
一方、ドリッパーを使えば、粉の量やお湯の注ぎ方を自分で変えられるようになります。
手軽に飲むことが目的ならドリップバッグ。コーヒーを淹れる工程そのものを趣味にしたいなら、ペーパードリップという選び方がおすすめです。
自分の好きな一杯を考える
コーヒーを始める前に、難しい知識を覚える必要はありません。
ただ、普段どんなコーヒーを飲んでいるのか、一度思い出してみてください。
例えば、喫茶店で飲むような苦味のあるコーヒーが好きなのか、それとも後味が軽く、すっきりしたコーヒーが好きなのか。
ブラックで飲むのか、ミルクを入れて楽しむのかによっても、選びたいコーヒーは変わります。
初めのうちは「苦味が少ない方が好き」「酸味はちょっと苦手」といった感覚だけで十分です。
高価な豆や特別な器具を選ぶより、自分がおいしいと感じる一杯を見つけること。その方が、コーヒーを長く楽しめると思っています。
初めての方に最低限必要な道具
自宅でハンドドリップを始めるために必要なものと、あとから購入しても問題ないものを分けて紹介します。
最初からすべて買うのではなく、今あるものを活用することも大切です。
必要なものを一覧で確認
まずは道具ごとの役割と、購入の優先順位を見てみましょう。
| 道具 | 役割 | 購入の優先度 |
|---|---|---|
| コーヒー粉 | 抽出するための原料 | 必須 |
| ドリッパー | 粉とフィルターを支える | 必須 |
| ペーパーフィルター | 粉と液体を分ける | 必須 |
| マグカップ | 抽出したコーヒーを受ける | 必須 |
| ケトル | お湯を沸かして注ぐ | 自宅のもので代用可 |
| コーヒーミル | 豆を粉にする | 豆から始めるとき |
| スケール | 粉やお湯の重さを測る | あると便利 |
| コーヒーサーバー | 抽出したコーヒーを受ける | 複数杯淹れるとき |
| 細口ドリップケトル | 注ぐお湯の量を調整する | 慣れてからでもOK |
意外に少ないと感じたのではないでしょうか。
ドリッパーを直接マグカップに載せられるなら、サーバーも必要ありません。最初は自宅にある計量器やケトルを使い、足りないものだけ購入するのがおすすめです。
ドリッパーは扱いやすさで選ぶ

ドリッパーは、コーヒー粉を入れたフィルターを支え、お湯を通して抽出するための道具です。
円すい形、台形、平底などの種類があり、穴の数や形状によってお湯の流れ方が変わります。
とはいえ、初めて購入する段階で、それぞれの細かな違いを覚える必要はありません。
私なら、まずは軽くて洗いやすい、シンプルなドリッパーを選びます。
例えば、プラスチック製のドリッパーなら、比較的手頃な価格で購入でき、軽いので取り扱いも簡単です。使ったあともフィルターを捨てて本体を洗うだけなので、後片付けに時間がかかりません。
陶器や金属製は、質感や見た目を楽しめる一方、重さや取り扱い、価格なども考慮したいところです。
毎日使う予定なら、デザインだけでなく、洗いやすさや置き場所まで考えて選びましょう。
フィルターは形とサイズを合わせる

ペーパーフィルターは、ドリッパーにセットしてコーヒーの粉と液体を分けるためのものです。
購入するときに注意したいのが、ドリッパーとの組み合わせ。
台形のドリッパーには台形用、円すい形のドリッパーには円すい形用など、基本的には対応するフィルターを使用します。
また、同じメーカーでも、一杯用と複数杯用でサイズが異なることがあります。
例えばカリタの台形ドリッパーでは、101サイズと102サイズなどがあり、それぞれに対応する濾紙が販売されています。
フィルターの色には白色や茶色がありますが、最初は色の違いよりも、形とサイズが合っているかを優先してください。
なお、ペーパーフィルターは基本的に一回使い切りです。継続して購入する消耗品なので、近所のお店や通販で入手しやすいものだと便利ですね。
専用ケトルやスケールは後から

コーヒーの動画を見ると、注ぎ口の細いケトルから少しずつお湯を注ぐ場面をよく見かけます。
たしかに細口ケトルは、お湯の量や注ぐ位置を調整しやすく、ドリップには便利な道具です。
ただ、最初から購入しなければコーヒーを淹れられないわけではありません。
自宅のケトルで安全に少量ずつお湯を注げるなら、まずはそれを使ってみましょう。注ぎ口が広くて湯量を調整しにくい場合は、手持ちの耐熱容器などを活用する方法もあります。
もちろん、熱湯を移し替えるときはやけどに注意してください。

スケールも同じです。粉やお湯の重さを毎回測れると味を再現しやすくなりますが、最初のうちは計量スプーンや目盛り付きの容器でも始められます。
ただし、スプーンで測る粉の量は、豆の状態やすくい方によって変わります。味にこだわりたくなったら、グラム単位で測れるスケールを加えると便利です。
初めての方向けコーヒー器具の選び方
道具の種類が分かったところで、次は具体的な製品の選び方です。
ここでは、私も普段使っているカリタの器具を中心に、最初に買いやすい商品と、購入前に確認したいことを紹介します。
※ちなみに私はカリタの中の人ではありません笑
カリタのドリッパーはオススメ

私が使っている器具のメーカーでもあるカリタは、日本のコーヒー器具メーカーです。
ドリッパーやコーヒーミルなど幅広い製品があり、特に台形の三つ穴ドリッパーは、カリタを代表する器具の一つです。
初心者が最初に購入するなら、候補に入れたいのがカリタの101-Dドリッパーです。
101-Dは1〜2人用の樹脂製ドリッパーで、軽く、比較的手頃な価格で購入できます。容量が大きすぎず、一杯ずつ淹れる生活にも取り入れやすい製品です。
一方、家族の分もまとめて淹れたい場合は、2〜4人用の102-Dという選択肢もあります。
| 製品 | 対応人数 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| カリタ 101-D | 1〜2人用 | 一杯ずつ気軽に楽しむ |
| カリタ 102-D | 2〜4人用 | 家族分をまとめて淹れる |
どちらも基本的なドリップの流れは同じです。ただし、対応するフィルターのサイズは異なります。
なお、カリタには波佐見焼や金属製など、見た目や材質にこだわったドリッパーもあります。
そうした道具は、コーヒーが好きになってから検討しても十分。最初の一台は、自分が普段飲む杯数に合ったものを選ぶことが大切だと思います。
初心者セットは中身を確認する
道具を一つずつ選ぶのが大変なら、初心者向けのドリップセットも便利です。
例えば、カリタの101-DセットNには、1〜2人用のドリッパー、対応するペーパーフィルター、300サーバーN、メジャーカップ、ロト受けが含まれています。
必要な器具をまとめて用意したい方に向いている組み合わせです。
ただし、このセットにコーヒー粉やコーヒーミルが含まれているわけではありません。購入するときは、付属品の内容を確認してください。
また、セット商品だから必ず単品購入より安いとは限りません。
自宅にマグカップがあり、一杯ずつ直接淹れるだけなら、サーバー付きセットより、ドリッパーとフィルターを単品で購入する方が無駄を減らせる場合もあります。
セットを購入するときの注意点
「初心者セット」「スターターセット」という名前だけで選ばず、ドリッパー、フィルター、サーバー、ミル、コーヒー粉のうち、何が付属しているかを確認しましょう。
ドリッパーだけでは豆を挽けませんし、ミルがあってもコーヒー粉や豆が付属するとは限りません。
コーヒーミルは必要になってから

コーヒーを豆から始めたい方にとって、ミルは欠かせない道具です。
ミルには手動式と電動式があり、どちらにもメリットがあります。
手動式は、自分でハンドルを回して豆を挽きます。豆を挽く感触や香りを楽しめるので、淹れるまでの時間そのものを趣味にしたい方に向いています。
一方、毎朝短時間でコーヒーを淹れたい方には、電動式の方が使いやすいかもしれません。
| 比較項目 | 手動ミル | 電動ミル |
|---|---|---|
| 豆を挽く方法 | 手でハンドルを回す | モーターで挽く |
| 手間 | 時間と力が必要 | 比較的少ない |
| 電源 | 基本的に不要 | 必要な製品が多い |
| 価格 | 手頃な製品から高級品まで | 幅広い価格帯 |
| 向いている人 | 挽く時間も楽しみたい人 | 日常的に手早く淹れたい人 |
例えば、カリタにはKH-3系の手挽きミルなどがあります。木製の粉受けを備えたクラシックな外観も魅力ですが、購入するときは見た目だけでなく、挽き目の調整方法やお手入れ方法も確認したいところです。
私なら、まず粉でドリップに慣れてから、手挽きコーヒーミルの購入を検討します。
なお、ミルは手動・電動だけでなく、刃の構造によって挽き目のそろいやすさや調整方法が異なります。安さだけで選ぶのではなく、ドリップに適した挽き目に調整できるかどうかを確認しましょう。
片付けやすさを優先する
コーヒー器具を選ぶとき、個人的に大切だと思っているのが片付けやすさです。
どれだけ気に入った道具でも、毎回洗うのが面倒だったり、収納場所に困ったりすると、使う機会が減ってしまうことがあります。
その点、ペーパードリップは比較的シンプルです。抽出後は紙ごとコーヒーかすを捨て、ドリッパーを洗って乾かすだけで済みます。
ミルを追加するときも、水洗いできる製品なのか、ブラシで粉を取り除く必要があるのかを確認してください。
特に木製の部品や金属刃を使ったミルは、製品によってお手入れ方法が異なります。
また、毎日使うなら、道具を取り出しやすい場所に置けるかどうかも重要です。
コーヒーの道具は、性能だけでなく、無理なく日常で使えることも大切。少し地味な基準ですが、長く続けるためには欠かせないポイントです。
初心者でもできるコーヒーの淹れ方
道具をそろえたら、いよいよ最初の一杯を淹れてみましょう。
ここでは、一人分のペーパードリップを想定して、基本の分量と手順を紹介します。
一杯分の粉とお湯の量
初めて淹れる場合は、まず同じ分量で何度か作ってみるのがおすすめです。
例えばUCCは、ホットコーヒー一杯分の目安として、次の量を紹介しています。
一杯分の基本レシピ
- コーヒー粉:10〜12g
- 注ぐお湯:約160mL
- 出来上がり:約140mL
粉がお湯を吸収するため、注いだ量と出来上がりの量は同じにはなりません。
(出典:UCC上島珈琲「カップ1杯あたりのコーヒー粉量・湯量」)
使うお湯の温度は、ペーパードリップでは90〜96℃程度が一つの目安です。ただし、適した温度は豆や焙煎度、レシピによって変わります。
最初は温度計がなくても大丈夫。お湯を沸かしたら少し落ち着かせてから注ぐなど、同じような条件で試してみましょう。
また、160mLのお湯を注いで出来上がる約140mLは、比較的小さめのカップ一杯分です。
大きなマグカップにたっぷり淹れたい場合は、粉とお湯の両方を増やす必要があります。
ハンドドリップの基本手順
最初はお湯の注ぎ方を完璧にしようとせず、一杯を最後まで淹れることを目標にしてください。
- お湯を沸かす:抽出用のお湯を用意し、必要ならカップや器具も温めます。
- フィルターをセットする:ドリッパーに合ったペーパーフィルターをセットします。折り方の指定がある場合は製品の説明に従ってください。
- コーヒー粉を入れる:一杯分10〜12gを目安に入れ、軽く揺すって粉の表面を平らにします。
- 少量のお湯で蒸らす:粉全体が湿る程度にお湯を注ぎ、20〜30秒ほど待ちます。
- 数回に分けて注ぐ:残りのお湯を2〜3回程度に分けて、ゆっくり注ぎます。
- 抽出を終える:予定した量のコーヒーが出来上がったら、ドリッパーを外します。
蒸らしとは、最初に少量のお湯を注いで粉全体を湿らせる工程です。焙煎によって豆に含まれた二酸化炭素が抜け、お湯が粉に触れやすくなります。
ただし、粉が大きく膨らめば必ずおいしいというわけではありません。
また、お湯を注ぐ回数や蒸らし時間にはいろいろな方法があります。ここで紹介した手順も、一つの基本例として考えてください。
初めのうちは、毎回大きく淹れ方を変えず、同じ粉と分量で練習すると違いが分かりやすくなります。
苦い・酸っぱい・薄いときの対処法
同じコーヒー粉を使っていても、淹れ方によって味が変わることがあります。
初めての一杯が好みの味にならなくても、すぐに器具や豆を買い替える必要はありません。
| 気になる味 | 考えられる原因 | 試したいこと |
|---|---|---|
| 酸味が目立つ | 豆の特徴、抽出不足など | 湯温や挽き目を確認する |
| 苦味や渋味が気になる | 焙煎度、抽出の進みすぎなど | 注ぎ方や抽出時間を見直す |
| 味が薄い | 粉が少ない、抽出不足など | 粉の量を少し増やす |
| 味が濃すぎる | 粉が多い、出来上がり量が少ないなど | 湯量との比率を調整する |
例えば、薄く感じた場合は、次に淹れるときだけ粉の量を少し増やしてみるのも方法です。
ただし、酸味や苦味はコーヒー豆そのものが持っている特徴でもあります。酸っぱいから抽出に失敗した、苦いから淹れ方が悪いと決めつける必要はありません。
そして、改善するときに大切なのが、一度にいくつもの条件を変えないこと。
粉の量、注ぐ湯量、温度、挽き目をすべて変えてしまうと、どれが味に影響したのか分からなくなります。
一つずつ変えてみると、自分の好みに近づける過程も楽しめるようになります。
コーヒー豆から始めるための知識
粉から淹れることに慣れてきたら、次は豆からのコーヒーに挑戦してみましょう。
豆の選び方や挽き目を少し知るだけでも、コーヒーの楽しみ方が広がります。
最初の豆は焙煎度で選ぶ
コーヒー豆を探すと、ブラジル、エチオピア、コロンビアなどの産地名が目に入ります。
さらに品種や精製方法なども書かれていて、最初は少し難しく感じるかもしれません。
そこで、初心者がまず確認したいのが焙煎度です。
焙煎とは、生豆を加熱して、コーヒーらしい香りや味を作る工程のこと。焙煎の進み具合によって、味の傾向が変わります。
| 焙煎度 | 一般的な味の傾向 | こんな方に |
|---|---|---|
| 浅煎り | 酸味や果実のような香りを感じやすい | すっきりした味が好き |
| 中煎り | 酸味と苦味の両方を楽しめる | いろいろな味を試したい |
| 深煎り | 苦味や香ばしさを感じやすい | 苦味のある味が好き |
これはあくまで一般的な傾向で、実際の味は産地や豆の種類、焙煎方法などによっても変わります。
まだ好みが分からなければ、中煎りから中深煎りのブレンドを選んでみるのも一つの方法です。
酸味が苦手なら中深煎りや深煎り、果実のような香りに興味があるなら浅煎りを試すなど、少しずつ選択肢を広げてみてください。
豆から始めるなら挽き目が大切
コーヒー豆を購入して自分で挽く場合は、挽き目にも注目してみましょう。
挽き目とは、豆をどれくらい細かく砕くかということです。
一般的なペーパードリップでは、中細挽きから中挽き程度がよく使われますが、ドリッパーやレシピによって適した細かさは変わります。
細かく挽くとお湯に触れる表面積が増え、成分が出やすくなる傾向があります。一方、細かすぎるとお湯が通りにくくなり、目詰まりすることもあります。
反対に粗すぎると、お湯が早く通り過ぎて、十分な味が出ない場合もあります。
最初はミルの説明書やメーカーの推奨する挽き目を基準にし、慣れてから少しずつ調整するのがおすすめです。
なお、ミルに表示されている数字や目盛りは、すべてのメーカーで共通しているわけではありません。
まだミルを持っていない場合は、コーヒー専門店で「ペーパードリップ用に挽いてください」とお願いすると、用途に合った粉を購入しやすくなります。
豆は少量から購入してみる
コーヒーを始めたばかりの頃は、最初から大容量の商品を購入するより、少量ずつ試してみる方法がおすすめです。
例えば、100〜200g程度の商品なら、いろいろな味を試すきっかけになります。
仮に一杯12g使用すると、200gのコーヒー豆から淹れられるのは約16杯分です。これは計算上の目安で、実際の杯数は一杯当たりの使用量によって変わります。
毎日一杯飲む方なら比較的短期間で使い切れますが、週末だけ飲む場合は、100g程度から始めてもいいでしょう。
また、購入時には「豆のまま」か「粉」かを確認してください。ミルを持っていないのに豆のまま購入すると、そのままではハンドドリップできません。
最初から一つの銘柄に決める必要もありません。少量で試して、気に入ったコーヒーをもう一度購入する。そんな楽しみ方もあります。
Amazonでおすすめのコーヒー豆については下記のブログでもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

コーヒー豆の保存について
豆や粉は、空気、湿気、光、高温、周囲のにおいなどの影響を受けます。開封後は袋の口をしっかり閉じるか、密閉できる容器に入れて保管しましょう。
特に粉は豆よりも表面積が大きく、香りが変わりやすいため、飲む頻度に合った量を購入することが大切です。
自宅でコーヒーを趣味にするコツ
コーヒーの楽しさは、おいしい一杯を飲むことだけではありません。
道具を選ぶ時間、豆を挽く香り、淹れている間の静かな時間など、人によって好きなところは違うと思います。
最初の予算は無理に増やさない
コーヒーを趣味にすると、いろいろな道具が欲しくなるかもしれません。
ただし、最初から予算を大きくする必要はありません。何を楽しみたいかによって、お金をかける順番を考えるのがおすすめです。
| 始め方 | 用意するもの | おすすめの方 |
|---|---|---|
| まず試す | ドリップバッグ | 道具を購入せずに始めたい |
| 粉から始める | ドリッパー・フィルター・粉 | 自分で淹れる工程を楽しみたい |
| セットで始める | 初心者向けドリップセット・粉 | 器具をまとめて購入したい |
| 豆から始める | 基本の器具・ミル・豆 | 挽きたての香りも楽しみたい |
購入金額は選ぶ製品や販売店によって変わりますが、樹脂製ドリッパーなら数百円程度の製品もあり、サーバー付きセットも数千円程度から選べます。
ただし、フィルターやコーヒー粉は継続して購入する必要があります。器具の価格だけではなく、毎月の消耗品代も考えておくと安心です。
参考までに、200gで1,000円のコーヒー粉を、一杯12g使うと原料費は約60円になります。これは仮の計算例で、実際にはフィルター代や送料、水道光熱費などもかかります。
趣味だからといって、高級な器具を持つ必要はありません。自分が心地よく続けられる範囲で楽しむのが一番です。
コーヒーを淹れる時間を楽しむ
私がコーヒーの好きなところの一つは、飲むまでの時間も楽しめることです。
お湯を沸かして、粉を用意して、少しずつお湯を注ぐ。特別なことをしているわけではありませんが、いつもの家の時間が少し違って感じられます。
忙しい朝に無理してハンドドリップをする必要もありません。
平日はインスタントやドリップバッグで手軽に飲み、休日だけゆっくり豆から淹れる。そんな楽しみ方でも十分だと思います。
また、コーヒーが好きになってきたら、同じ豆を異なる分量で淹れてみたり、いつもと違う産地の豆を試してみたりするのも面白いものです。
味の違いを簡単にメモしておくと、自分がどんなコーヒーを好きなのかも少しずつ分かってきます。
例えば「苦味がちょうどいい」「少し酸っぱかった」「ミルクとの相性がよかった」程度のメモで十分です。
毎日淹れることを目標にするより、また淹れたいと思える時間を作ること。それが、コーヒーを趣味として続けるコツではないでしょうか。
猫がいる家では置き場所にも注意
Small Bellでは、猫と暮らす家の時間も大切にしています。
そのため、コーヒーの道具を選ぶときは、家の中での使いやすさや安全性も気になります。
特に猫がいる家庭では、コーヒー豆や粉、使用済みのコーヒーかすの管理に注意が必要です。
コーヒーに含まれるカフェインは、猫や犬が摂取すると中毒を引き起こすおそれがあります。抽出後のコーヒーかすにもカフェインが残るため、誤食できない場所で管理してください。
また、ハンドドリップ中は熱いお湯を使います。猫が飛び乗る可能性のある場所や、コードを引っ掛けやすい場所は避けたいところです。
器具を置く棚や収納場所を決めておくと、片付けもしやすくなります。
猫と過ごす時間も、コーヒーを楽しむ時間も大切にしたいからこそ、安全に使える環境を整えておきたいですね。
コーヒー初心者のよくある質問
最後に、これから自宅でコーヒーを始める方が気になりやすい疑問に答えます。
コーヒー初心者のよくある質問(FAQ)
Q1. コーヒー初心者は何から買えばいいですか?
A. まずはコーヒー粉、ドリッパー、ペーパーフィルターの3つがおすすめです。
自宅にマグカップとお湯を沸かす道具があれば、この組み合わせでハンドドリップを始められます。
豆を挽くミルや専用ケトルは、必要だと感じてから買い足しても問題ありません。道具を買う前に試したい場合は、ドリップバッグから始める方法もあります。
Q2. 豆から淹れるには何が必要ですか?
A. コーヒー豆、コーヒーミル、ドリッパー、対応するフィルター、お湯を注ぐ道具、カップが基本です。
豆のままでは通常のペーパードリップができないため、ミルを用意して適切な細かさに挽きます。
最初はミルを購入せず、お店で挽いてもらった粉を使う方法もおすすめです。
Q3. コーヒー初心者セットは必要ですか?
A. 必須ではありませんが、必要な道具をまとめて購入したい方には便利です。
ただし、セットによって付属品が異なります。サーバーやミルが必要か、対応するフィルターが入っているかを購入前に確認しましょう。
一杯だけ淹れるなら、ドリッパーとフィルターを単品でそろえる方法でも十分です。
Q4. コーヒーミルは手動と電動のどちらがおすすめですか?
A. 豆を挽く時間も楽しみたい方には手動式、毎日手軽に淹れたい方には電動式が向いています。
ただし、挽き目の調整範囲や粒のそろいやすさ、お手入れの方法は製品によって異なります。
手動・電動という違いだけで決めず、使用頻度や一度に挽く量も考えて選んでください。
Q5. 初心者にはどんなコーヒー豆がおすすめですか?
A. 好みがまだ分からなければ、中煎りから中深煎りのブレンドを少量から試す方法がおすすめです。
苦味のあるコーヒーが好きなら深煎り、軽い飲み口や果実を思わせる香りが好きなら浅煎りも選択肢になります。
ただし、味は豆や焙煎、淹れ方によって変わるため、焙煎度だけで決まるわけではありません。最初は100〜200g程度で試し、自分の好みを見つけていきましょう。
まとめ|まずは一杯から始めよう
自宅でコーヒーを始めるために、最初から高価な道具をそろえる必要はありません。
ドリッパー、ペーパーフィルター、コーヒー粉があれば、自分で一杯を淹れる楽しさを体験できます。
今回紹介した内容を振り返ると、初めての方におすすめの始め方は次のとおりです。
- まずはコーヒー粉からハンドドリップを試す
- ドリッパーは飲む杯数と洗いやすさで選ぶ
- フィルターは器具に合った形とサイズにする
- 最初は自宅にあるケトルやカップを活用する
- 豆から楽しみたくなったらミルを購入する
- コーヒー豆は少量ずつ試して好みを見つける
- 無理なく続けられる使い方と予算を大切にする
私は、コーヒーの魅力は味だけではなく、その一杯を淹れるために過ごす時間にもあると思っています。
慌ただしい朝に飲む一杯も、休日にゆっくり淹れる一杯も、それぞれ違ったよさがあります。
高い道具を持っていることが、コーヒーを楽しむ条件ではありません。お気に入りのマグカップと、手の届きやすい場所に置いたドリッパー。それだけでも、家で過ごす時間は少し豊かになります。
あなたなら、どんな時間にコーヒーを淹れてみたいですか?
まずは気になるコーヒー粉と、使いやすそうなドリッパーを一つ選んで、自分だけの一杯を楽しんでみてください。

